■ランチャー テーマ    エアコン修理  
 ■ランチャ テーマ     オーバーヒート対策改造

真夏にでも乗れるように!





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 ランチャはフェラーリのV8エンジンを搭載しており、非常に高性能
ですがイタリア本国仕様なので、気温が少し上がれば日本のように、停滞
する道路では、すぐにオーバーヒートしてしまいます。ましてや、夏場
にエアコンなどはとても無理なお話です。どうにかして、夏場に大阪市内
でエアコンを使用したまま走れるようにとのユーザー様のご要望により
対策の改造をさせていただきました。

 構想図です。
従来のラジエータ回路に並列にサブラジエータ回路を増設して、放熱面積
を増やす方法です。しかしながら、いくら放熱面積を増やしても、高性能
エンジンから発生する大量の熱を、車外に放出するには、冷却用の強力な
ファンが必要になります。わずかなスペースにこれらのユニットを取付け
るのが問題でした。


 
木型を製作して、サブラジエータを取り付けます。
まず、熱計算からおこないましたラム圧(前からの走行風圧)がなければ
すぐにオーバーヒートしはじめ、どうにもならない状態でした。
 サブラジエータを設計・製作する為に木型を作製し、仮付けした所です。
これによって、放熱面積が役50%増やせました。


出来るだけ大きなものを作る為木型を製作しました。、
 サブラジエータを製作する為のスペースが無く、フロントグリルと
クーラコンデンサのわずかなスペースを利用して、取り付けます。
 これで、専門工場でラジエーターを特注する事が出来ました。


冷却ホースの改造
ラジエータ出入り口ホースから分岐させて、サブラジエータにバイパス
のホースを増設しているところです。もちろん、分岐用のジョイントも
真鍮製の特注品です。
 当社では
オリジナルな部分は極力そのまま残すのが、改造の基本
である
と考えておりますので、テーマはエンジンルームにほとんど空き
スペースがない為にホースの取廻しには大変手間がかかりました

 

元々付いていた、クーリングファンユニットです。
 オリジナル?のラジエータクーリングファン、シュラウドです。
これでは、冷却のための空気流入量が不足し、車速が無い場合にはすぐ
にオーバーヒートしてしまいます。

下図と比べれば判りますが、欲張って左側のオイルクラーまで冷却し
ようとしている構造の為、返ってオーバーヒートしています。
 思い切ってこのユニットは破棄して、新たに製作する事にしました。

当社が製作した冷却ファンユニット。
 当社で製作した改良版のクーリングファンです。日本製の薄型モータを
使用して、テーマーのわずかなスペースに取り付けが可能にしました。
 比熱の小さなオイルの冷却は後回しにして、とにかく冷却水からの熱
を車外に放出させる事を優先しました。
 風量もほぼ目標値になり、完成後の水温は、外気温度35℃の時に
停車中、エアコンを使用した状態で90度に下げることが出来ました。
交通渋滞の中でも、95℃を超えなくなりました。

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