■ ランドクルーザ V8ガソリンに改造 エンジンスワップ 4WD、機械式ウインチはそのままで | ||||
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排気ガス規制によって、規制地域内では使用出来なくなった為に、エンジンス ワップのご依頼がありました。 まず、クラウンかセルシオのV8エンジンを搭載している自動車を探すこと からはじまります。 1週間程して平成2年式のセルシオが見つかりました。 エンジン、ミッションはもとより配線類、コンピュータ類もとりはずします。 |
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このクラシックな雰囲気・特性を壊さない様、ミッションは現車に付いて いる、5速4WDトランスファ付をそのまま使用する事にしました。 一般には、クラウンやマークⅡの4WDのエンジン、ミッションをそのまま移植 すればすむのですが、ミッションをオリジナルで残してスワップするとなれば、 他ではやっていない作業なので、ミッションとの取り付けが問題になります。 また、電圧が24Vなので、すべての電気装置を12Vに変更する必要があり ます。電球類はもちろん、ワイパー、ヒータ、エアコン等全てを変更します。 |
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とりあえず、エンジンとミッションを取り外し、セルシオのV8エンジンと取り付けが可能か調査いたしました。 通常は1UZエンジン用のミッションを載せるのですが、 これでは、4WDやウインチが使用できなくなります。 そこで、特殊なハウジングを作成してエンジンとミッションを接合する事に しました。 |
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V8は、左右に排気マニホールドがあり、現車のオリジナルのままのミッション では、セルモータ部が排気管と干渉し取り付けが不可能な為、セルモータ はV8エンジンを使用し、 ミッションハウジングは左図の様に切断することに しました。 その後、このハウジングは改造、補強の作業に入ります。 材質が鋳物の為、一般的には鋳物の加工は穴あけや切断は行いますが、 溶接は行われておりません。当社では、独自のノウハウでオリジナルよりも強度 もある加工が可能です。 |
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詳しくは説明できませんが、取り付けの為にアタッチメントを製作して、仮付け したところです。 これでランドクルーザのミッションとセルシオのV8エンジンとが 結合可能となります。 |
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大部分の部品類は当社で製作しますが、特殊な加工や精密な精度を必要な場合 には、精密工作機で製作します。 |
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V8のセルモータで始動させる為にミッション側のフライホイールとV8の フライホイールとを連結した所です。 ユニフォミティが少しでも狂えば、 異常振動の原因になるし、軸方向に狂えばマニュアル車なので、クラッチの 踏み代が変化します。 お得意先の鉄工所のご協力を得て、加工は 100分の1ミリの精度で行う事ができました。 現車側のリングギヤを残す事で、タコメーターもオリジナルのままに使用でき ます。 |
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実車に搭載する前にタイミングベルト、オイルシール、ベアリング類等の 消耗品類を交換しておきます。 また、セルモータ、発電機、パワーステアリングポンプなどの補記類をオーバーホールします。こうすれば、今後も長く乗る事が できます。 |
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計算通りにエンジンとミッションとが結合できました。 他ではやっていない作業なので、色々と試行錯誤の連続でしたが、正確に連結 する事ができました。 その後、お見せできないのが残念ですが、補強作業、改造作業を経て 現車に装着する事になります。 |
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実車に取り付けたところです。ミッションの取り付け位置がオリジナル より50㍉程前になった為に、プロペラシャフト(前・後)、ウインチシャフトの加工 が必要になります。 当社独自の技術でプロペラシャフトを改造いたしました。 実車に装着後電子式振動計でバランスを修正します。 |
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フロントデフとエンジンオイルパンとが干渉するので、オイルパンの加工 を実施しました。 左右のエギゾーストマニホールドもボディーと干渉するので、 改造を施しました。 |
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触媒は左右の排気パイプの後に取り付けしました。勿論エギゾーストパイプ はステンレス製で当社の手作りオリジナルです。 触媒コンバータは1UZのを 使用するので写真の様に改造・製作しました。 |
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現車に取り付けたところです。O?センサー・排気温度センサーもここに取付け ています。温度が高くなるので、遮熱板で覆っています。 |
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この後、もう少し変更しています。 詳しい写真をお見せ出来ませんが、非常に 静かで加速性も抜群です。 クーラーは元々はR12フロンでしたが、この際に 新ガス134aに変更いたしました。 |
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完成です! 神戸ナンバーのランクルです。 ▲改造のページへ ▲トップページへ |
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